電車で盗難①

いつも同じ電車の同じ場所に乗っています。
次の駅で降りる人がいるので、網棚に鞄を置き、
読みかけの小説だけを手に持ち、席に着くまでの時間を待ちます。
途中駅まで本を読み、眠くなったら居眠り、
音楽を聴きたくなったら首に掛けているウォークマンに切り替える。
これが通勤時の行動でした。

おとといの出来事です。
小田急線の急行に乗って新宿まで。
この日は本厚木を過ぎたあたりで本を閉じた記憶があります。
そして、目を覚ましたのが2駅先の相模大野でした。

ふと上を見て、
「あれっ?」
うーん、寝ぼけてるのかなと思い、もう一度見上げる。
「んー、やっぱりないよな。」
間違えて持って行かれたかと付近の荷物も見回すが、
似たような鞄はなく、あったはずの場所には何もない。
「ヤバい…。」
次の町田駅で、単行本を片手に電車を降りました

駅の忘れ物窓口で状況を説明。
小田急全線で繋がっている忘れ物検索システムで遺失物を探していただくも、
現時点ではそういったモノの届出は出ていないとのこと。

置き引きはよくあることらしい。
盗難の可能性があるので警察にも届けた方がいいとの話を受け、
「この後はどうされますか?」とのことで、
発見連絡をもらえる先がないため、とりあえず職場に向かいますと答え、
新宿までの乗車券を発券していただけました。

駅で発行してくれた券の名称は正確に覚えてないのですが、
忘れ物の引き取り駅まで無料と書いた乗車券でした。
あとで調べてみたら他社線にはない小田急線独自のサービスだそうです。
すばらしい!

なにしろ鞄の中身は、私のほぼ全財産でした。
携帯電話、PASMO、財布、
クレジットカード、キャッシュカード、印鑑、
運転免許証、保険証、社員証、手帳、名刺、
自宅の鍵、車の鍵、
折りたたみ傘、弁当、腕時計、
盗んだ方もビックリの中身だったことでしょう。

そういう私は、まず昼飯の心配をしてしまったんですが、
金もPASMOも奪われ、ケータイがなくては連絡先の一切もわからず、
帰ったところで鍵もなくては家に入ることさえできない始末。
完全に身動き取れず、職場に向かうしかありませんでした。

新宿に着いてからは、まずは新宿駅地下にある交番に直行して、
遺失物届けを出しました。
受理番号を記載した用紙や、
免許証再発行の手続きに関する書面をいただきました。
それから、持っていたクレジットやキャッシュカード各社、
携帯電話の会社の連絡先を書いたメモをいただきました。
細かく丁寧に対応していただけるものなんですね。
感心しました。

そうそう、ここでようやく電話をお借りして、
会社に出勤が遅れる旨の連絡を入れることもできました。
始業開始1分後位だったので大事には至らなかったです。

会社に着いてからは
社員証もないので受付で仮入館証の発行手続き。
自分の職場に入るIDカードも失ったので、
内線で連絡して迎えに出て来てもらう始末…。
はあー、申し訳なさ仕切りです…。

自分の席に着いてからは会社の電話を借りて、
ひたすらカード関係や携帯電話の盗難デスクへの連絡です。
全部で1時間近くもかかってしまいました。

そのあとは、PASMOの再発行手続きはやったの?ってことで、
新宿駅に舞い戻って手続き。
クレジットカード関係は再発行に日数がかかるところを、
翌日には再発行できるとのことで安心しました。

そうそう、そんな中ちょっとうれしい発見もありました。
町田駅で係員を見たときに「おやっ」て気付いたんですが、
新宿駅で改めて注目すると小田急線の駅員全員の胸に、
私が数年前にデザインしたバッジが付けられていたんです。
「Odakyu Challenge Survice」って青いバッジです。
てっきりボツったかと思ってたんで感激しちゃいました。
こんなことがなければ気が付かなかったし、
今回しっかりサービスの恩恵もいただきました!

さて、びっくりは続きます。
昼休み中に会社のアドレスに届いたメール。
タイトルは「緊急です」
唯一ここを知らせてある大切な人から入ったメールでした。

こちらからの連絡手立てを失った中、
早速ケータイの機能を止めたことに気付いてくれたのかと思いました。

が、届いたメールの中身を見て戦慄です。

>さようなら あなたに つかれた ひつこい
ってメールが届いたんだけど、本当にせいごろうさん?

いたずらされてました。
盗まれたと予測できる30分後、機能を止める30分前の間に
着信があったようです。
完全に盗難であったことがわかりました。


ここをご覧になった方に、この場を借りてお詫び申しあげます。
もし、8/27の朝8時半から約1時間の間に変なメールが届いていたら
私からの発信ではありませんので…。
何かご不快・ご迷惑をおかけしているようなことがありましたら、
PC宛にご連絡いただければと思います。
また、私の不注意で皆さんの携帯アドレスが知られた可能性もあります。
本当に申し訳ございません。


昼ご飯は、職場の隣の席の方が1,000円をスッと差し出し、
行っておいでって貸してくださりました。
500円のワンコインランチをいただきました。
職場に戻ると、同じ方が銀行から戻ってきたところなのか、
汗をかきかき3万円を差し出し、
「お困りでしょ、しばらくお貸しますよ。」と。
こんなにたくさんは…。
折角のご好意なので2万円だけお借りすることにしました。
優しさが身にしみます。

さて、鞄の行方ですが、
可能性としては、眠っていた海老名と相模大野の2駅の間です。
いちおう相鉄線にも問い合わせましたが見つからないです。

長くなりました。
まだ長くなるので、その後の顛末は改めて書こうと思います。


結局、この日は家に帰ることもできませんでした。

ブログを復活しようと書き始めたとたんに今度はこれですよ。
ホント、ネタに困らない生活をしてるなあって思います。

未だに警察からは発見の連絡がないままです。

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