どのように弾きたいのかを考えること♪

6月の発表会の演奏曲は、
1993年に公開された映画「嵐が丘」のメインテーマ
「The Wuthering Heights(ワザリング・ヘイツ)/坂本龍一」に決めました。
教授のピアノ曲の中でも、5本の指に入る好きな曲です。

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26歳の時、1年半の間だけピアノに夢中になっていた時期に
レッスンしてもらったことがある曲で、
ピアノを趣味にしようと決めてから4年ぐらい前の頃にも少し弾いていたので、
暗譜の取り戻しも早く復活に辿りつけた感じです。

レッスンは3週前から開始しました。
今はまだ「どう弾くか」というイメージ作りに時間をかけているところです。

どこからどこまでをひとつのフレーズとして聴かせるように弾くか。
強弱のメリハリ。
沈み込むように聴かせる音、憂いを感じさせる音。
緊張感のある音、弛緩する響きの音。
救いを感じさせる音、神聖な響きを感じさせる音。
曲想の変わり目の間の取り方、などなど。
先生と一緒に考えたりしながら、次々と楽譜に書き込んでいます。

曲の構成を細かく分解して、それぞれの音に意味を感じていくこの過程が、
先生のレッスンで最も面白いところだと思っています。

音に意味が与えられることは、その表現に近づけたいという意識も高まり、
単純だった暗譜もより強固になっていく感覚を覚えます。
もちろん曲への想いも深まります。

また、改めて先生から言われたのは、
本番では演奏者が気持ちよくなって弾いてはダメだということ。
弾くことに酔いしれるのは手のコントロールの乱れに繋がる。
気持ちよくさせなければいけないのは聴き手で、そのためには、
演者は事前に固めた曲のイメージどおりに忠実に弾くことに全神経を注ぐのだ、と。

でも、絶対に気持ちよく弾いてはダメということでもなくて、
作り上げたイメージを常に意識して弾き込んできたものは、
自然に表現できることにも繋がっているものだということ。

改めて整理するならば、
演奏をより良いものにするための優先順位はこんな感じになるのかな。

1. 曲の構成を考えて、どう表現したいのかというイメージを固めておくこと
2. イメージどおりに弾くための地道な練習
3. 本番は練習の成果を忠実に再現することにのみ意識を集中する

もちろん、よく言われる「心を込めて弾きます」というのは
自分の演奏に酔いしれる意味とは違うと思うので、大いにありだと思います。
私も常々心を込めて、気持ちを込めて弾きたいと思ってますから♪

でも、いざ本番での自分を振り返ってみると、
演奏直前には必然的に気持ちが切り替わって、
打鍵のタイミングとか強弱といったことしか考えてないのが現実かなあと。
他のことを考えている余裕はないってことですね。


最後に。
実は6月の発表会は2曲にすることを考え始めてます。
詳細は次回の更新時に書こうかと思ってますが、

1. 水の中のバガテル/坂本龍一
2. The Wuthering Heights/坂本龍一

おぼろげながら、この流れで弾いてみようかなあと。
ピアノムシには正式に決めてからカキコする予定です。

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この記事へのコメント

マルゴー
2009年03月29日 22:05
せいごろうさん、こんばんは!

イメージ作りは大切ですよね。
「どう弾くか」を楽譜に書き込んでいるってのはさすがです。
先生も親身になってくれていいですね♪

「嵐が丘」昔レンタルして見てると思いますが詳細は忘れちゃいました。。
曲は「1996」からIpodで聴いてますよ。
「ピアノレッスン」も製作は1993年なので同時期の取組みですよ!

自分は映像から入ることが多いので、今回のイメトレの為、
改めてレンタルしようとしましたが在庫がありませんでした。
調べたところ廃盤となってレンタルはされてないそうです。
どうしようカナ。。

聞き手を気持ちよくさせる「3か条」納得です!

せいごろうさんの演奏はいつも安定していてメリハリがあると思います。
さらに表現に磨きがかかった演奏がとても楽しみです。

ではー。

PS.おっと自分も報告する事があった、更新しよ。
2009年03月29日 22:57
マルゴーさん
コメントありがとうございます。

今作っているイメージは
譜面から読み取れる曲の流れやコードの響きから作っているので
映像を思い浮かべるイメージとはちょっと違う感じです。
先生は作曲もすることから、曲の構成や分析に長けているので
教授の曲のすごさを改めて知ること然りでホント面白いです。

私も嵐が丘は見てるんですがすっかり忘れちゃいました。
でも、LDは持ってるので近々見直そうと思ってます。
映像から受け取れるイメージも欲しいところですからね♪
映画の曲を弾くときの映像チェックは欠かせませんよね。

映画「ピアノレッスン」はちょっと怖いイメージがあるなあ。
手だか指をちょん切ってしまう印象が強くって。
すごい有名な映画なのにレンタルにないとは驚きです!
新宿のツ○ヤなら絶対にあると思うけど。

演奏の安定感はやっぱり地道な練習があってこそかなあ。
常々自信が持てるまでは弾き込みたいなあと思ってますから。
残り2ヶ月、最低でもあと200回は弾き込んでから
発表会を迎えることになると思いますよ♪
マルゴー
2009年03月30日 00:46
追記で、どーもです。

アナリーゼって事ですよね、承知してま~す♪
始めると奥が深いし楽しいですよね。

映画「ピアノレッスン」DVDそれがツ○ヤにもナイんですよ!
タワーで売ってはいるんですけどね。。

やっぱ弾き込みあってのことですよね、見習いたいです。
自分はまだまだ譜読み中なので、早く弾き込めるようにガンバリマス。
それではー。
2009年03月30日 11:09
マルゴーさん
追記コメントどうもです!

なはは、一言「アナリーゼ」で良かったんですね…(^^ゞ
クラシック系の人からはよく聞く言葉だけど、
作品の背景についてどうこう知ることが
どうもアナリーゼっていう言葉への印象なんですよね~。

まあポピュラーでもここまで深められるんだっ!!
ってことが書きたかったわけです。
そうそう、いわゆるアナリーゼですよ♪

ああ、DVDはあのツ○ヤでもなかったんですか。
私だったらここは絶対買いますね!
作品に敬意を払う意味でも
必要なところにはしっかり投資しちゃいましょう♪

譜読み中でこれからのようですが、曲への想いも新鮮で
その勢いを本番のピークに持っていけるといいですよね。
お互いにいい状態で仕上げられるよう頑張りましょう!
みき
2009年04月02日 09:25
こんにちはー。
「本番では演奏者が気持ちよくなって弾いてはダメ」っていうのはよくわかります。
気持ちを入れすぎちゃうと確実にテンポが乱れるし。
かといって、サラッと弾いて「何を表現したいの?」ってレッスンで言われた事もありますし。
6月のソロは実はそれが自分への課題だったりする(笑)

映画音楽とかの場合はDVDを見る、もしくは内容はネットで調べるようにはしてます。
その方が参考になりますしね^^
今回のMOFのお話は怖いっす。「コパカバーナ」も怖かったけれど、それを上回った内容だった~~。

って、その前に腱鞘炎治さなきゃ。。。
ピアノ禁止中なのです。うわぁーーーん(;_;)
2009年04月03日 22:49
みきさん
コメントありがとうございます。

ステージ上で気持ちよく演奏に陶酔できるってのは、ある意味すごいことなんですけどね。
難しいリズムの曲でもサラッと弾いてしまうのがみきさんの魅力ですよね。
何だかんだ言ってもその安定感はやっぱり努力の賜物だと思ってますよ。

やはり映像作品があるものはチェックしたいですよね。
仮面舞踏会、あらすじを調べちゃいました!
なるほど…演奏後にみきさんが倒れ込む演出でもしますか(笑)

おやおや腱鞘炎中とは!?
夢魚でも手首を補強されてましたがずっとなのかな?
お大事にどうぞです♪
めぐっち
2009年04月12日 19:46
せいごろうさんこんばんは、お久しぶりです!
曲に対する真剣な姿勢がひしひしと伝わってきて、ピアノってただ楽しむ楽器じゃなくて、本当に奥が深い芸術なんだなぁと、このブログを読んで改めて感じています。
嵐が丘は、奇しくも大学の時授業で読んだ作品です。(といっても詳しく覚えてはいないのですが…)そのときは物語最初から最後まで一貫して重くくらーいイメージの復讐劇だったので、読んでいて楽しい感じとはまた違った独特の雰囲気がある作品でした。

本番は、そのイメージを持ちながら聴けたらいいなと思っています☆いまから楽しみです!!
2009年04月13日 00:08
めぐっちさん
コメントありがとうございます。

やればやるほど奥の深さを知ってしまったって感じです。
ただその曲を弾けるようになりたい、と始めたピアノで、
人前で弾くつもりもない、と発表会も断り続けていたのに、
ふと発表会に出てしまって、そして回を重ねるうちに
いろいろなことを考えるようになっていたって感じです(^^ゞ

1曲にかける時間も以前は1ヶ月で仕上げるペースだったのに、
より時間をかける形に変わってきました。
どうせやるなら!って感じですかね~。
でも実はココ最近、発表会から離れたピアノに戻ろうかなあ、
ってことも頭の中ではチラチラしてるんですけどね。

嵐が丘は、先程映画を見直したばかりなんですが、
書かれているように終始どーんと重い復讐劇でしたね。
すっかり忘れてました!(^^;

より暗ーく、重ーい演奏イメージになりましたよ。
笑顔なんか必要ないって感じですね。
会場を思いっきり重苦しい雰囲気にしてしまうかも(笑)