読んだ1冊◆ワシントンハイツの旋風:山本一力

直木賞作家の山本一力さんは時代小説で知られる方である。
受賞作「あかね空」の読了後は、すっかりファンになってしまった。

正直、時代小説は苦手である。
馴染まない言葉遣いなど作品世界に入るまでに時間がかかるからだ。
そういう意味では山本一力さんの本は入りやすいと思っている。

さて、この小説は著者初の現代小説だそうである。
えっ、現代物も書くのね、という驚きと同時に違和感があった。
文庫の裏書を見ると
どうやら自身の青春を描いた‘60年代の話のようだ。

感想を一言。すごく面白かった!
主人公の活躍や成長していく姿を追うことにワクワクしてしまうのだ。
(中盤、ピアノを習い始めるシーンが出てきたのには驚いたが)
かなり一気読みに近かったと思う。

山本一力さんの小説はどれもとても読みやすく、テンポがいい。
また、少しネタバレになるが
何かトラブルが起きても必ず支えてくれる素晴らしい協力者が出てくる。
人の温かさに溢れていて、読後感がいいのだ。

ただ、この小説の終わり方にはちょっと唐突間を感じてしまった。
もしかしたら続編があるのではないかと勝手な想像をしているのだが。
更なる成長物語をぜひ読んでみたいと思う。

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