読んだ1冊◆重松清:卒業

重松清は結構好きなので文庫化されたものはほとんど読んでいる。
この「卒業」は、単行本が出た時に同僚から薦められていたので
待ちに待った文庫化だった。

泣いた。
本ではほとんど泣くことがないのに、これにはやられてしまった。
浅田次郎の「鉄道員」以来の2回目の泣きではないだろうか。
電車の中でなければ嗚咽していたかもしれない。

重松清の本は子供のいじめを軸にしたものが多く、痛いものが多い。
予備知識を全く持たずに読み始めた。
やはりというか、いじめの話も出てくるがテーマは全く違う。

タイトルの持つテーマは、
悲しみを乗り越えて新たな旅立ちを迎える「卒業」だ。

4つの短編が収められているが、それぞれ
母の死、父の死、友人の死、母の死が話の軸になっている。

どの短編の主人公も40歳ということで自分とはほぼ同年代だ。
また、実際2年前に母を亡くし、
一番の友人を10年前に亡くしているので思うところも多い。

大切にしたい本となった。

ちなみに一番泣けたのは最後の「追伸」という話である。
また、子を持つ親には「まゆみのマーチ」を読んでもらいたい。
どの話も素晴らしかったが、特にこの2編にはぐっときた。

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