読んだ1冊◆熊谷達也:邂逅の森

直木賞・山本周五郎賞の両賞をダブル受賞した史上初の作品だそうだ。
同作家の「相剋の森」に続く「森」シリーズの第二弾である。
前作に引き続き、山の狩人「マタギ」の世界が話の軸のようだ。
当然期待して読み始める。

冒頭で主人公の名前が出てきて「おっ」と思う。
「相剋の森」で主人公が家系を調べる中で出てくる見覚えのある名前だ。
どうやら前作のご先祖様の話のようである。

でも前作を知らなくても何ら問題はない。
しかし、前作を読んでいればより楽しめるという仕掛けだ。
こういうのは大好きだ。

巻末の解説にこう書いてある。
「活字が伝えるいのちのなんという威力(ちから)」
まさにそういう本だったと思う。
主人公の愛の物語、成長の物語、
そして狩猟の話を通して、命の威力が表現されていると思う。

後半のクマとの戦いは
「うわっ!マジかよ!」と思うグロい表現もあり、壮絶の一言だ。
読む手が止められない。

邂逅=思いがけず出会うこと。めぐりあい。
普段使うことがない言葉なので、読み終わったあとに辞書をひいてみた。
なるほど~という感じだ。

この作家の本を読むのは2作目だったが、本作もそれ以上に面白かった。
今年はその他の作品も読みあさることになりそうだ。

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